UOでは、オールネームという機能を使って画面中の人の名前を表示させる事ができます。だからブリタニアでは、初めて会った人に「名前は?」なんて聞く必要はありません。通常はボタン一発で名前が表示されるようになっているものなんですが…そのボタンを押す事さえ忘れるほどitchが怖がりだという事が分かりますね。
UOでの魔法の使い方は、まず呪文書を開いて使いたい魔法をダブルクリック。この動作は、マクロに登録して簡単操作で出せるようにしておけます。すると、ターゲッティングカーソルが表示されるので、魔法を使いたい相手をクリックします。モンスターや人が入り乱れていると、モンスターに攻撃魔法を当てたいつもりが、友達に撃ってしまうこともしばしば。また、モンスターの体力回復をしてしまったりもしばしば。魔法の狙いは慎重に、正確にね。
UOで物理攻撃を行なう場合は、まず通常モードから戦闘モードに切り替えて、その後攻撃したい相手をダブルクリック。そうして相手に近づけば、自動的に剣やメイスを振り回して攻撃し続けます。剣を振る度に何度もマウスをクリックする必要はありません。だから混戦状態のときは、知らないで友達をばんばん殴ってしまっていた、ということもよくあります。ちなみに、血もちゃんと飛び散ります。さすが洋ゲー。
魔法のスキルは魔法を使えばどんどんが上がっていきます。スキルが上がれば、より高位の強力な魔法、便利な魔法が使えるようになります。大抵はそのくらいの魔法使いになると、操作にも慣れて誤射はしないようになるものなのですが…ちなみにエナジーボルトという魔法はとっても強力です。
数多くあるスキルの中には、他人のかばんから物を盗む“stealing”というスキルもあります。街中でこれをやって見つかった場合、近くの人が“guard!”と叫べば、コンピューターが操る街の衛兵がやってきてドロボウを瞬殺してくれます。が、腕のいいドロボウになると、人に気づかれずに盗みを働く事ができるので、街中でも自分の持ち物には気をつけましょう。こんな風に、盗ったものを返してくれるドロボウなんて滅多にいませんから。
初心者の鉱石掘りの人にとって、100個のインゴットを作るのは一苦労です。ちなみに、プレートの鎧を全パーツ作るのにちょうど100個のインゴットを必要としますが、鎧の作成はいつも上手くいくとは限らず、失敗するといくつかのインゴットを失う事になります。そうやって出来たプレートの鎧一式は、出来の良し悪しにもよりますが大体1000~3000goldで売れるそうです。盗まれた人はホント気の毒ですが…そこが弱肉強食の世界ブリタニア。
動物を殺すと皮や肉が手に入ります。皮は裁縫のスキルで加工して皮革製品にして売る事ができるし、肉は料理のスキルが高ければ上手に焼いて高く売る事ができます。羊からはウールが取れるし、鳥類からは鳥の羽がとれます。狩りはお金を稼ぐ有効な手段なんですが、初心者にとっては牛1匹が強敵です。まずは野ねずみやウサギからかな?
モンスターや悪人を倒したり乞食にお金を恵んだりすると、名声が上がって称号がつくようになります。そうすると名誉の盾をもらう事ができるのですが、もしその盾を装備した状態で名声が下がるような事をすると(人殺しや盗みなど)盾が爆発して装備している人は即死してしまいます。ちなみに、現在は名声や名誉の盾の仕様は変更されていて違うものになっています。
名誉の盾は、名声さえためれば決して高価なものではないのですが…名誉の盾を盗まれてしまう名声の高い人って、なんかヘンですね。ちなみに、装備さえしなければ悪人にも持つ事ができます。これも現在は仕様が変わってしまっていますが。
PKと同様、ドロボウも当然人から恨みを買います。しかも悪い事をしている人を攻撃することは善行とみなされるので、特に恨みがなくても、名声欲しさに悪人を殺そうとする善人もいます。悪い事をする人は、普通の人以上に気が抜けないハラハラした生活をおくっているのかもしれませんね。
ブリタニアには、洒落の効いた面白い受け答えをしてくれる人もたくさんいます。笑いが人を幸せにするのは現実世界もブリタニアも同じ。全てのブリタニアの勇者達よ、エンターテイナーたれ!
トラップボックスを作るには、まず大工が作った鍵付きの宝箱と、アルケミストが作った爆薬を用意します。それを箱にセットするには“tinkering(細工)”のスキルとインゴットが必要。このスキルが高ければ、どんな屈強な戦士でも一撃で死にいたらしめられるトラップボックスが出来ます。罠はその他に、毒霧が吹き出すものや、開けると弓矢が飛び出てくるものなんかも作る事が出来ます。
魔法の種類の中には、自分のしもべを召喚するものが何種類かあります。召喚魔法の中で最も簡単なのがこの“summon creature”。グリズリーベアやワニなんかが出てきてくれればちょっとした戦力にもなるのですが、ニワトリやウサギは、当たり前ですがほとんど戦力にはなりません。可愛いんですけどね。
“Recall”という魔法が、術者のみを遠くへ運んでくれるのに対して、“Gate travel”という魔法は、他人も遠くへ運ぶ事が出来ます。街中で「ゲートを開きます!1回50gold」なんて商売している人も見掛ける事があります。ただし、そのゲートが本当はどこへ通じているかは、ゲートを出した魔法使いしか知りません。知らない人が出したゲートへ入るときは気をつけましょうね。行き先はPKのアジトかも。
一言にPKと言っても、その手口はさまざま。凝っていて面白い手口だと、悔しいのを通り越して感心してしまう事もあります。「聞いて聞いて!昨日こんな手口でPKされちゃったよ!」なんて人に話したくなったりもしますしね。ただ、この場合は引っ掛かる方も引っ掛かる方ですが…
プレイヤー同士の集まり、ギルド。PKギルド、PKKギルドなど、その方向性はさまざまですが、一緒に冒険する仲間がいるってのはいいことですよね。ちなみに、yoichやyanagii、Zabbyなどこのまんがの登場人物の何人かは同じギルドに所属しています。
船や家などは、まず“権利書”という形で売っています。例えば家なら、空き地に行ってその権利書をダブルクリックすれば建てる事が出来ます。高価なものだけに、権利書を持っているときにPKやドロボウには会いたくないですね…
Zabbyがかぶっている鹿の帽子は、モンスターを倒したときなどに手に入る事があります。かぶり物としては他には、クマの帽子やオークのマスク、部族のお面なんかもあります。普通の帽子も何種類もあるし、itchがしているようなバンダナもあります。妙にかぶり物には充実しているんですよね、ブリタニア。
まんがのタイトルのところに描いてある絵は、ブリタニアに存在するアイテムの絵です。今回の絵は目玉焼き。卵を上手く料理すると、この目玉焼きになって食べる事ができます。食べ物によって満腹度が違うのですが、動物の肉を焼いたものが一番満腹もちがいいみたいですね。
例えば戦っている相手から矢や秘薬を盗んでしまえば、相手は弓矢を撃つ事ができず魔法も唱えられなくなります。“stealing”のスキルは、戦闘を有利に進める事にも役立つわけですね。丸裸でダンジョンに行って、鎧や武器を全て現地調達で…なんてやってたら、周りの人から殺されちゃいそうですが。
1998年末にUltima Online the 2nd ageが発売されました。その2ヶ月ほど前に、UOの日本での窓口Electronic Arts Squareから「UO日本公式サイトの方に2nd ageの紹介まんがを」とのメールが届き、“BRITANNIAの勇者達The 2nd Age~cookie編~”を描かせていただきました。爬虫類好きのcookieもよろしく!